トップメッセージ

皆さまには、日頃よりCCIグループの活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
当社は、2025年10月「株式会社CCIグループ」へと社名を変更し、新たな一歩を踏み出しました。
CCIはCommunication・Collaboration・Innovationの頭文字であり、対話と協働を通じて新たな価値を創出するという、私たちの変わらぬ価値観、行動指針を表しています。

こうした思いのもと、2026年3月期は、環境変化への対応と新たな価値創出の両立を図りながら、グループ一体となって事業を推進してまいりました。
その結果、2026年3月期決算は連結税引後で126億円の利益を確保し、1株あたりの年間配当金は23円(株式分割後ベース)とすることができました。
これもひとえに、お取引先の皆さま、株主の皆さま、社員をはじめとするステークホルダーの皆さまとの長期にわたる信頼関係の賜物であり、深く感謝申し上げます。

社名変更後の新たな体制のもと「北國銀行ブランド」と「CCIブランド」の2つの軸による経営はより具体的に実行へと移していく段階となります。
北國銀行は、地域金融機関として培った信頼と安心を大切に、お客さま一人ひとりに寄り添い、金融サービスの高度化と課題解決に取り組んでいます。そのうえで、デジタルの活用による利便性とリアルで相談のできる環境により、多様なニーズに応える金融サービスへと進化してまいります。

2024年4月に開始したデジタル地域通貨「トチツーカ」は地域内での経済循環を促進し、人やまち、地域全体の活性化を目指しています。自治体や信用金庫との連携を背景に登録者数も15万人を突破と順調に増加しており、今後も地域にお金が循環する新しい仕組みとして定着させていきたいと考えています。

一方でCCIグループは、金融の枠を越え、地域や社会の課題に対して多様なパートナーと協働し、新たな価値を生み出す役割を担っています。この2つのブランドの相乗効果により、従来の金融機関の枠組みにとどまらない持続的な価値提供を実現してまいります。

2027年1月には、いよいよ自社開発の次世代コアバンキングシステム「BankWill」が稼働します。自社利用のシステム内製化にとどまらず、内製したシステムを他金融機関等へ提供するシステム販売事業や、スポーツ・エンタテインメント事業といった非金融事業への取り組みなどを通じて、事業の多角化を図っています。

今般アップデートした中期経営計画では、この2ブランドによる「両利きの経営」を一層深化させるとともに、収益基盤の強化と成長戦略の蓋然性を高めています。
金利のある世界を前提に、アセットアロケーションの見直しや事業性貸出の高度化を進め、金利環境の変化を着実に収益へ反映させる体制を強化した結果、ROE8%の達成時期を2030年3月期から2028年3月期へ前倒しいたしました。
また、保有資産の最適化とプライベートアセットへの投資拡大を通じて安定的な収益基盤の構築を進めるとともに、新事業領域(デジタル・システム、地域活性化等)においての収益は2026年3月期の143億円から2029年3月期には209億円に拡大させるべく着実な成長を目指してまいります。

株主還元については「配当性向40%程度+機動的な自社株買い」を基本方針とし、持続的な利益成長に基づいた還元を継続実施してまいります。人的資本への投資やAI活用も一層進め、グループ全体の加価値向上に取り組んでまいります。

CCIグループは、対話と協働を通じて新たな価値を共に創り出し、「ビジョナリーリージョン」の実現に寄与することを目指しています。
地域から生まれる価値を社会全体へと広げていく好循環を創出し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

「さあ、協創社会へ。」
このスローガンのもと、CCIグループは、対話を起点に、地域と社会に価値を提供し貢献し続けてまいります。

今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2026年5月

株式会社CCIグループ
代表取締役社長
杖村 修司