
国内初のマルチクラウド化により可用性向上 次期コアバンキングシステム「BankWill」の稼働開始について
株式会社CCIグループ(代表取締役社長:杖村 修司)は、2023年より推進している次期コアバンキングシステム開発プロジェクトについて、システムテストフェーズへと移行し、2027年1月3日に勘定系システムの稼働開始を決定いたしましたのでお知らせいたします。
また、この新たなコアバンキングシステムの名称を「BankWill(バンクウィル)」と正式に決定いたしました。「BankWill」は、経営戦略とシステム戦略を強固に連動させ、地域金融機関を取り巻く環境変化に迅速かつ柔軟に対応しながら、経営モデルそのものの変革を可能にする“プラットフォーム再構築”の中核として位置付けられています。
次世代の銀行業務を支える基盤として、お客さまと地域により良い価値を提供していくための役割を担います。
さらに、情報系システムに関しては 2028年1月の稼働を目標に、新たなプロジェクトとして立ち上げを開始いたしました。
今後もシステム基盤の進化を通じて、銀行業務の生産性向上や新たな価値創出に取り組み、地域金融の発展に寄与してまいります。
「BankWill」開発プロジェクト概要
BankWill とは
グループ会社である北國銀行が進める「次世代地域デジタルプラットフォーム構想」の中核となる次期コアバンキングシステムであり、
- フルクラウド/マルチクラウド(Microsoft Azure × Google Cloud)
- クラウドネイティブアーキテクチャ
- マルチLLMによる開発生産性の飛躍的向上
を特徴とした、日本では類を見ない先進的な金融基盤です。
BankWillという名称は、銀行を意味する Bankと、未来や意思を表すWill を組み合わせたものです。未来を見据えて進化し続ける姿勢や、未来の姿へと柔軟に変化していくという思いが込められています。
BankWillの特徴
大規模で複雑な勘定系でも「変更に強い構造」へと再設計され、開発・運用の標準化による生産性の大幅向上が実現し、地域のお客様に対し、新しく便利なサービスを早く、継続的に提供できる銀行」へと進化させる基盤となります。
①システム基盤の飛躍的な可用性アップ
- Microsoft Azureと Google Cloud を併用した日本初のマルチクラウド構成
- どちらかのクラウドに障害が発生しても、自社判断で稼働クラウドを瞬時に切替可能
②開発生産性と品質の向上
- LLM(生成AI)を活用したプログラミング支援、テスト自動化を全面展開
- コード自動生成/レビュー、自動テストケース作成、設計ドキュメント生成の効率化により、開発スピードが大幅向上、品質も底上げされる
- 結果として短期間で高品質なサービス提供が可能に
③フロント〜バックのスキル統合によるコスト構造改革
- Cobolを廃止しスキルをJavaに統合
- 開発者スキルを共通化することで、保守・開発の生産性向上
- 結果として約25% の人員削減を実現し、持続可能な開発体制へ転換
④ベンダーフリー、クラウドフリー
- 特定のソフトウエアを排除しベンダーロックインを防止
- API化により外部システムとの接続が容易になります
- コンテナ技術を活用し、どのクラウドでも稼働できるシステムとなり稼働クラウドを自由に選択可能
CCイノベーションを中心とした他行展開の推進
BankWillは、汎用化を前提としたアーキテクチャを採用し、特定行に依存しないパッケージ製品としての開発しております。
今後は、既存システムからのスムーズな移行を支援するコンサルティングも展開し、運用体制の構築から人材育成まで、外販に向けた取り組みを着実に進めてまいります。