【ソーシャルXインパクトファンド】こどもの機会格差解消に取り組むネッスーにリード投資。地銀系ファンドや事業会社等も参画し、総額1億円でファーストクローズ

株式会社QRインベストメント(代表取締役社長:的場 徹成)と、株式会社ソーシャル・エックス(代表取締役:伊藤 大貴)が共同GPとして運営する官民共創型インパクトファンド「ソーシャルXインパクト投資事業有限責任組合」(以下、当ファンド)は、「すべてのこどもたちが、公平に、未来へ挑める社会」の実現を目指し、こどもの機会格差の解消に取り組むネッスー株式会社(東京都世田谷区、代表取締役 木戸優起、以下、ネッスー)のシリーズAファーストクローズにおいて、リード投資を実行しました。

本ラウンドでは、ネッスーは第三者割当増資により総額1億円を調達しており、当ファンドのほか、北洋スタートアップ1号ファンド、個人投資家及び業務提携先の事業会社からも出資を受けています。

当ファンドは、官民共創とインパクトマネジメントの知見を活かし、ネッスーの事業成長と社会的インパクトの拡大を支援してまいります。

本投資の背景

こどもの貧困や家庭環境、居住地域等を背景とした機会格差は、食、教育、スポーツ、自然・文化体験など、こどもの成長に必要な機会へのアクセスを左右する社会課題です。
ネッスーは、地域の産品や体験をこども食堂・ひとり親家庭等へ届ける「地域創生事業(こどもふるさと便)」、未利用食品を必要な世帯や団体の支援につなげる「食と子育て支援事業」、廃棄資源を循環活用する「サーキュラーデザインラボ」を展開しています。
中でも「こどもふるさと便」は、寄付者に通常のふるさと納税と同様に返礼品を届ける一方、寄付金を活用して需給ギャップに悩む地域の特産品や体験を購入し、こども食堂やひとり親家庭等へ届ける仕組みです。自治体や地域事業者と連携し、地域産業の振興とこどもの機会創出を同時に目指す点は、当ファンドが投資テーマに掲げる「自治体だけでは解決が難しい社会課題への官民共創によるアプローチ」と高い親和性があります。
当ファンドは、ネッスーが利益と社会的インパクトの創出が連動する事業モデルを構築し、事業成長そのものがこどもの機会拡大につながる仕組みを追求している点を評価し、本投資を決定しました。

本投資のポイント

官民共創によるこどもの機会創出と地域産業の振興

「こどもふるさと便」は、ふるさと納税を通じて自治体、地域事業者、寄付者、こども支援団体を結びつける事業です。地域の特産品や体験をこども支援に活用することで、地域産業の需給ギャップの解消と、食や体験の機会が限られるこどもへの支援を両立します。当ファンドが有する全国の自治体ネットワークや官民共創の知見を活かし、参画自治体・地域事業者・支援団体との連携拡大を支援します。

償還型イグジットを前提とするインパクト投資スキームによる出資

本投資は、IPOやM&Aのみを前提とせず、一定期間経過後にネッスーの事業成長による利益を原資として株式を買い戻すこと等を想定したスキームです。インパクト創出を優先する事業方針を維持しながら、投資家に一定の経済的リターンを還元する選択肢を設けることで、社会課題解決型事業への新たな資金供給のあり方を示すことを目指します。

今後の展開

当ファンドは、資金提供に加え、全国の自治体・地域金融機関・地域事業者等とのネットワークを活かし、「こどもふるさと便」の参画地域拡大や、地域資源を活用した新たな支援プロジェクトの組成を支援していきます。また、本出資のポイントの一つでもある償還型イグジットを前提とした投資スキームが成立するよう、ネッスーとともに会話をしながら、こどもの機会格差解消と地域産業の振興が持続的に循環する事業モデルの社会実装を後押ししてまいります。

共同GPの2社のコメント

株式会社ソーシャル・エックス 代表取締役 伊藤 大貴

こどもの機会創出と地域産業の活性化の両立を目指すネッスー社の挑戦を、より多くの地域へ広げていくことが今回の投資の大きなテーマです。ソーシャル・エックスが培ってきた官民共創のノウハウと自治体とのネットワークを活かし、全国各地での社会実装を後押しすることで、地域から子どもたちの笑顔を増やしていきたいと考えています。

株式会社QRインベストメント 投資事業部 部長 川場 享

ネッスー社は、こどもの機会創出と地域産業の活性化を両立する独自のビジネスモデルに挑戦しています。今回の資金調達は、インパクトの最大化を目指した新たな資金循環モデルの一歩であると考えています。地域金融機関グループとして、今後も事業成長と社会的インパクトの創出を支援してまいります。

投資先 ネッスーのコメント

ネッスー株式会社 代表取締役 木戸 優起 氏

このたび、初の資金調達で、頼もしいパートナーを迎えられたことを、大変うれしく思います。また、当社の長期的なインパクト創出に対する志向をご理解いただき、「償還型」という珍しい調達方法に応じていただけたことに、心から感謝申し上げます。
これから、投資家のみなさまとともに「こどもの格差」や「地域課題」の解決に取り組み、相乗効果を生むことで、インパクト創出を加速させてまいります。

出資先の会社概要

名称 ネッスー株式会社
設立 2022年6月10日
代表者 代表取締役 木戸 優起
所在地 東京都世田谷区代沢4丁目44-4
事業内容 地域創生事業(こどもふるさと便)、食と子育て支援事業、サーキュラーデザインラボ等
ホームページ https://nessu.co.jp/

ファンドの概要

名称 ソーシャルXインパクト投資事業有限責任組合
投資テーマ 自治体だけでは解決が難しい社会課題(官民共創によるアプローチで解決できる社会課題)
投資分野 子ども・子育て、教育、健康・医療、福祉、防災、エネルギー、農林水産業・観光・交通・コミュニティなど幅広い分野を想定
ファンド運用規模 6.1億円
ファンド運用期間 12年(但し、合意により最大3年間の延長可能)
出資予定額 500万円~5000万円程度
出資対象 主にシード期~アーリー期
ホームページ https://fund.socialx.inc/